漢字十二支

真面目に切り絵作品をUPします〜。
干支をモチーフにしたETO展(2010年)の作品。
大きめの作品もいくつか作りたいなぁと思ってて
ちょうど手拭用の額が家にあったので
手拭いサイズで作ってみようと。
今回は「超和柄」で作ろうと決めていて
それならば「干支漢字」であろうと。
せっかくだから字の形(フォント)も作ろうと。
フォント作りはなかなか難しかった〜。
フォント作り名人から見たら
なっちゃいない字かもわからないけど
自分の中では上出来♪
字の中には、それぞれの干支からイメージした古典柄の切り絵を裏から貼ってます。
普段は洋紙を使っているけれど、今回はシルバーの和紙を使用。

「午」横 縞(馬の疾走する時に起こる風を横縞でイメージ)

「未」格 子(羊毛で編み物をイメージした格子柄)

「申」雲 文(孫悟空が乗っている觔斗雲から)

「酉」青海波(平穏無事な暮らしがずっと続くようにとの願い)

「戌」麻の葉(犬も麻の葉も、ともに子供の成長を願う縁起物)

「亥」菱 文(縄文時代から土器に刻まれている幾何学文様)
モノクロだけどおめでたい感じがするので、お正月に飾ったりしてますヨ♪
亥年萩六瓢箪狛猪之図
猪も古典柄にはあまり見当たらない動物。頭に浮かんでくるのは花札の猪。
というコトで、花札の「萩と猪」をベースに
取り入れてみました。
猪は、京都の護王神社の阿吽の狛猪の姿が
格好よかったのでモデルにしています。
猪肉が万病に効くとされていることから、
無病息災の願いをかける「六瓢箪」を周りに。
菱菊は、猪の身体の形から連想したもの。
~勇気・武勇・魔除け・起死回生・子孫繁栄・
火事除け・足腰平癒~

勇気や武勇の象徴とされ、魔除け・起死回生の縁起もの。
陽炎を神格化したインドの神、摩利支天が猪に乗っていることから火を防ぐ動物とされ、
火事除けのお守りに。
また、多産であることから子孫繁栄のご利益もあるとされる。
和気清麻呂が大隅国に流されることになった時、道中を300頭の猪に守られたと
言われていることから、和気清麻呂を祀る京都の護王神社には狛猪が置かれ、
猪神社として知られている。
霊猪のお陰で和気清麻呂の足の病が治ったことから、足腰治療のお守りともされている。
[ 萩 ]・・秋を代表する草花で、秋の七草のうちのひとつ。
平安時代から衣装や調度品などの意匠に用いられ、特に蒔絵には多く使われた。
「病気平癒」「無病息災」「災難厄除」
[ 雲 ]・・雲文には自然の一つの要素として描かれるものと、中国の神仙思想を受け継いだ
「瑞雲」がある。
瑞雲はモコモコとした形で薬用きのこの霊芝に似ていることから、日本では
「霊芝雲」と呼ばれている。
不死の薬である霊芝に似ていることや、自然現象の雲が運気上昇を表す瑞兆と
されていることから、雲文様も「開運招福」「運気上昇」「災難厄除」の
吉祥文となった。
「開運招福」「運気上昇」「災難厄除」
[瓢 箪]・・実を鈴なりに実らせることから「開運招福」や「商売繁昌」を、
種がたくさん詰まっていることから「子孫繁栄」の願いを叶える縁起物と
されている。
六つの瓢箪には「無病息災」のご利益がある。
[菱 菊]・・菱の実のような形の文様を「菱文」と言い、菱文に花を意匠化したものを
入れた文様を「花菱」と言う。
本来は四弁の花の形が花菱だが、「菱菊」は多弁の菊を菱文に意匠したもの。
猪という生き物については、干支切り絵の「瓜坊と瓜」に書いた。
この「亥年萩六瓢箪狛猪之図」は干支切り絵の中でもかなり気に入っちょります♪
上にも書いた通り、古典柄との結びつきが弱くて、どんなデザインにするか悩んだ。
色々と調べても良いのが出てこないので、もう花札をベースにしちゃえと。
猪は、狛猪をモデルにしたから阿吽の猪になってます。
「菱菊」というのは古典柄の中でも青海波と同じくらいに好きな柄なので
切り絵に取り入れるコトができて満足である。
この菱菊、細かいから切るのが大変だと思われるかもしれませんが
この作品の中で一番大変だったのは実は「萩の葉っぱ」なんです。
さっき数えたら100枚近くありましたヨ。
そんなコトも含め、お気に入りの1作品となりましたわ♪
去年の春に鎌倉で行った個展のテーマの「干支切り絵」のご紹介もこれで最後。
正確には漢字の干支切り絵もあるのだけど、それはまた気が向いたら載せるコトにする。
和柄も楽しいな〜♪
また何か浮かんだら和柄に挑戦してみやしょう♪
鼠豆絞り

八つ切りサイズの干支切り絵のしんがりを務めますのは「鼠豆絞り」です♪
ネズミは基本、小さい生き物なので小さく表現したかった。
「小さいネズミ」と「古典柄」の組み合わせと言えば、
若干ベタではあるけど「豆絞り」だな、と。
と言うワケで、ちょっと小さくて見えにくいけども
豆絞りの丸の中には、ところどころネズミくんが収まっています♪
古典柄の中でも最も有名な柄の豆絞り。
シンプルではあるけれど、素晴らしいデザインだと思います。
お祭りなんかでも豆絞りの手拭を頭に巻いたりしてるのをよく見ますよネ。
現在はほとんど「染め」だと思うけど、もともとは「絞り」で染められていたそう。
だから「豆絞り」なんですね〜(^-^)
☜アップにするとこんな感じで(^m^)ネズミもね、でっかいドブネズミはイヤだけど
小さいネズミは可愛いと思う♪
大きくてもカピバラは好きですねぇ♡
前も書いたけど
自分を動物に例えたら、カピバラかナマケモノ。
カピバラってボーーーっとしてる。
ひたすらボーーーーっとしてる。
そんな動物だと思ってた。
でも、鳥羽水族館で見たカピバラのうち1匹だけ
あっちウロウロ、こっちウロウロ落ち着きなく
めちゃくちゃ動き回ってる子がいたの(@_@;)
その子、仕舞いにゃプールにドッボ〜ンと入って
プールの縁に前足かけて、
後ろ足だけで立ち上がった〜w(°O°)w
あんな動き回るなんて知らなかったわ〜。
まぁその他の子たちはボーーーーっとしてたけど。
切り絵でわたしが難しいと思うのは「円形」ですねぇ。
この☝アップでバレたかと思いますが、左下の円形が少しイビツになってる(-ロ-;)
右上のは上手く切れてるね♪
円形を切る時はたぶん、カッターの刃を浮かさずに紙を動かして切るのだと思う。
しかし横着して紙を動かさずにカッターを移動させると上手くいかない。
まぁ、イビツになっちゃったら表から直せばよいのではないかと。
手法なんて何でも良いのです。
楽しく切れればそれでオッケーです(^3^)/
戌年犬張子麻葉之図

古典柄で「犬」というのはあっても、切り絵向きでは
ないので、どうしようか悩んだ挙げ句に分かりやすい
犬張り子にしました。
犬張り子は子供の魔除けであり、無事な成長を願う
縁起物という事で、同じような意味を持つ「麻の葉」
で周りを囲んでみました。
~子宝・安産・子供の成長・魔除け・身を守る~

古くから人間と生活を共にしてきた犬は、暮らしの中で人々を守ってくれる身近な動物。
特に子供を守護する役目は大きく、安産・子宝・子供の無事な成長を願う縁起物。
その他、目に見えない魔性を感知する能力があるとされ、魔除け・安全・家族を守るなど
お守りにもなっている。
犬張り子には安全・子供の生成・魔除け・護身の願いが込められている。
[犬に竹]・・「犬」に「竹」の組み合わせが「笑」に似ている事から、
ニコニコと笑顔でいる子供に育つように、との願いが込められている。
また、竹で編んだ「かごめ」には魔除けの効果があるとされる。
[麻の葉]・・五代目岩井半四郎が「八百屋お七」で鹿の子絞りの麻の葉文様の振袖を
着たことから流行した(半四郎鹿子)。
麻の木がスクスクと伸びることから、子供の健やかな成長を願って
産着に用いられるようになった。
[ 梅 ]・・学問の神である菅原道真が九州に左遷された後に、後を追って飛来した
という「飛梅」伝説から、梅にも「学業成就」「合格祈願」のご利益が
あるとされる。
その他「開運招福」「無病息災」のご利益もあるとされる縁起物。
干支切り絵を載せるのはかなり久しぶり。
この「戌年犬張子麻葉之図」で一番気に入ってる部分は「麻の葉」です♪
言わずと知れた古典柄ですが、実際自分で描いてみると難しくて。
特にコレは円形になっているので麻の葉も自ずと変形するワケで。
下書きの段階では、かなりアナログなやり方で麻の葉を描きましたヨ。
「犬」という動物は、動物の中でも特殊だと思うのだ。
これほどまでに人と生活を共にし、共に行動している動物は居ないのではないかと。
時に楽しませ、時に癒し、時に甘え、時に守ってくれる「犬」。
大震災でやむなく置き去りにされてしまった犬、猫、その他のペットたち。
震災の後から、そういう動物を救出する活動をされてる方がいらっしゃいますね。
ほんと、頭が下がります。
ちょっと前になるけど、海上の漂流物に乗ってたとこを救出されたワンちゃん。
バンくん(バンちゃん?)が救出された時の顔が忘れられない。
飼い主さんと再会出来てホントに良かったなぁ。。。
少しでも多くのペットたちが救われますように。
鳳凰の牡丹紋

八つ切りサイズの干支切り絵「鳳凰の牡丹紋」です。
鳳凰は空想上の瑞鳥で、古来より中国では麒麟・亀・龍とともに「四霊」とされ
風水においては白虎・玄武・青龍とともに四神とされている朱雀と同一視されている。
「延命長寿」「開運招福」「五穀豊穣」のご利益があるとされ、
鳳凰文は龍文に次ぐ吉祥文とされている。
古典柄の鳥の柄はほとんど丸型切り絵で使ってしまったので、
八つ切りサイズの方は鳳凰にしようと。
古典柄との組み合わせを色々と考えて資料を見ていたら
牡丹紋の「葉」の部分が鳥の羽のように見えてきたので、
鳳凰と牡丹紋を組み合わせてみました。
牡丹紋は、京都の平等院や東本願寺、公家の近衛家の紋に用いられています。
いま気がついたのだけど、平等院には鳳凰堂があるじゃないですか(驚)
組み合わせて然るべき、だったのね〜と1人納得しております。。。
ちょっと分かりにくいので大きい写真も。

☜このような感じです。
牡丹紋では、この鳳凰の胴体部分に
牡丹の花があります。
こちらの鳳凰の羽根にあたる部分は、
牡丹紋の「葉」です。
わ・・・分かりづらいですね・・・
とにかく「鳳凰」と「牡丹紋」を
組み合わせております。
鳳凰の頭上にある2つの物体は、
おそらく牡丹の蕾だと思う。
想像上の生き物の中でも龍や鳳凰は
好きなモチーフだなぁ。
なんでだろう?
生き生きとした姿で描かれているからかな?
堂々とした姿に憧れるのかもしれない。
酉年鶴鳩雀燕雁千鳥之図

古くから人々の生活の中で親しまれてきた鳥。
古典柄には多くの種類の鳥が用いられています。
その中でも代表的な鶴の「向かい松喰い鶴」を
中央にし、周りに5種類の鳥を配置しました。
蝙蝠は、生物学上「鳥」では無い。
デザイン途中でそのことに気づきましたが、
気に入ったのでそのまま仲間入りさせました。
周りを末広がりの8本の縞で繋げています。

闇を祓って太陽を呼び出す力があるとされ、豊かな実りの象徴とされてきた鳥。
時を知らせる動物とも言われる。夜泣きしないことから子供の生育のお守りにも。
~幸運の兆し・幸運を呼ぶ・子孫繁栄・家内安全~
[ 鶴 ]・・延命長寿の象徴。「富貴繁栄」「不老長寿」
向かい松喰い鶴は、瑞兆の木である松と鶴の組み合わせで、
たいへんおめでたい吉祥文様。
[ 鳩 ]・・世界的に平和のシンボルとされている。
日本では勝利を呼ぶ瑞鳥としても貴ばれている。
「開運招福」「勝負運上昇」「富貴繁栄」
[ 燕 ]・・初夏の風物詩。
春に芽吹く柳や雪解け水、波などとの組み合わせが多い。
「夫婦円満」「家庭円満」「縁結び」「子孫繁栄」
[ 雁金 ]・・独特な鳴き声を「雁が音」と呼んだことから「雁金文」とも
呼ぶようになった。良い知らせを運ぶ瑞鳥とされ「夫婦円満」
「家内安全」「吉報到来」のご利益があるとされる。
[ふくら雀]・・寒さで全身の羽毛をふくらませている雀は「福良む」との
語呂合わせから縁起が良いとされ、主に子供の衣装や持ち物に
用いられる文様。
「成長祈願」「富貴繁栄」「五穀豊穣」
[波に千鳥]・・万葉の頃から歌に詠まれ、文様にも多く用いられてきた。
水辺に棲む鳥のため、流水文や青海波と組み合わせることが多い。
「家内安全」「夫婦円満」
[月に蝙蝠]・・蝙蝠は鳥ではないが、仲間入りさせたくて入れてみました。
「蝠」の字が「福」に似ていることから、
福を呼ぶ縁起の良い文様とされる。
「富貴繁栄」「開運招福」「延命長寿」
[ 宝珠 ]・・延命長寿の神である福禄寿はいつも鶴を連れていて、枕と宝珠を持つ。
枕は長寿につながる「安眠」を表し、宝珠は「福」を表すとされる。
[ 日足文 ]・・六角形の中に、太陽が光を八方に放っている様子をはめこんだ部分。
雲の切れ間からさす太陽の光を意匠化したもの。
[ 南天 ]・「難を転ずる」ということから縁起の良い木とされ、
冬に果実をつけるため、めでたい花木として正月の床にも飾られる。
「病気平癒」「不老不死」「延命長寿」
[雪持ち笹]・・一年を通して緑を保つ常緑樹である竹笹に積もる雪を表したもの。
[ ねじ梅 ]・・梅の花弁をひねってねじれた形に意匠化したもの。
ようやく干支切り絵も酉年まできました。
この「酉年鶴鳩雀燕雁千鳥之図」も気に入ってる作品のひとつ。
周りの「ふくら雀」「雁金」「鳩」はこういう柄があるんです。
「千鳥」「燕」「蝙蝠」はオリジナルだけど定番の組み合わせだから
アレンジと言った方が良いかな?
真ん中の「向かい松喰い鶴」も古典柄を参考にしてます。
鳥は好きですねぇ〜♡
どこが好きなのかわからないけれど、雀もカラスも好きですね〜。
ご存知ですか?インコも睫毛生えてるんですよ♪
雀はどうなんでようね?
そう言えばつい最近、広尾で飛んでる鷺を見たわ!
カラスに追いかけられて、鳴きながら飛んでた〜(汗)
そりゃぁ鳥だから飛ぶんでしょうけど、初めて見たからビックリ♪
猿の六瓢箪

前回と同じく、八つ切りサイズも申年の切り絵をご紹介♪
猿の顔の形からイメージした「瓢箪」をモチーフにしました。
六つの瓢箪は「六瓢箪」=「無病」に通じるということで
「無病息災」の願いが込められています。
「瓢箪」は他に「開運招福」「商売繁盛」「子孫繁栄」の縁起物。
猿も瓢箪も、病気を治し息災でいられる力があるようですネ♪
切り絵の上下には家紋の[細輪に括り猿紋」を置いてみました。

上の写真がちょいピンぼけのため、
顔部分の写真も載っけてみました。
八つ切りも、アイディアがなかなか
浮かばなくて難しかった〜。
猿の写真を見ながら考えていたら
猿の顔の、毛の生えてない部分が
瓢箪みたいに見えてきたんですよ。
前から「六瓢箪」て好きだったので
即決定♪
ところがまた猿の顔が難しくて。
猿に見えるかな?
これ、猿ですのよ。
だからホントに動物園に行って観察せねばなるまい。
やっぱり動物園ったら「象」だなぁ〜。
あの大きさはテンション上がるもの。
今の地球で、陸上では象が1番大きい動物ですよね?
前に、フジサファリパークだったかな?
そこのナイトサファリってのに行った事があるんです。
夜の真っ暗闇の中をバスに乗って、夜の動物たちを見るっていう。
夜の方が肉食獣なんかは活発に行動してますからね〜
そりゃぁもう怖かったですよ。
トラがねぇ、思ったよりもスゴく長いんですよ。
「大きい」じゃなくて「長い」の。
体長3mくらいのトラが、バスのタイヤをガリガリと掻くんですよ。
ちょっとバスが揺れたりして、怖かった〜食われるかと思った。
そんなトラよりも何よりも怖いのが、象なんだそうです。
象が怒って突進してきたら、バスなんてひっくり返っちゃうとか!
人間なんてひとたまりも無いですね。
そんな象を見に?春になったら動物園へ行こう♪
猿も見るヨ♪
申年三ツ猿桃文之図
「猿」も古典柄ではあまり見かけない動物だったので、けっこう考えた末に「三猿」メインにしました。悪事を見ない・聞かない・言わないよう身を慎めば
病気にならず、寿命が延びるという教えを表した三猿。
その三猿に合わせる古典柄として、これまた色々と
考えた末「三ツ猿紋」にし、三猿を三ツ猿紋に入れて
みたら、面白い構図になりました。
猿から連想した「桃文」と「桃花」を添えて。

知恵が働き賢い猿は、古くから発想や知恵の象徴とされてきた。
庚申信仰(人間の邪気を神の力で祓う)では神である青面金剛のお使いとされる三猿は
悪事を「見ない」「聞かない」「言わない」ように身を慎めば、病気にならず寿命が
延びるということを表している。
「サル」=「去る」の語呂合わせから「悪いものが去る」として「魔除け」に、
「コブ(腫瘍)を取り去る」として「病気平癒」のご利益があるとされる。
また安産であることから「安産」「子孫繁栄」「夫婦和合」のお守りにも。
[三ツ猿紋]・・輪っかのような形にちょこっと半円がくっついているものが
3つ真ん中で交差して合体している部分のことで、三匹の猿が
向かい合っているように見える紋が三ツ猿紋(三ツ括り紋)で
市川猿之助の家紋。
[ 桃 ]・・別名「西王母」の桃は三千年に一度実が成り、これを食べると
寿命が延びて不老不死でいられるという中国の伝説に由来して
吉祥文となった。
孫悟空が天上界で不老不死の桃を食べて下界へ追放された。
「不老不死」「延命長寿」「無病息災」のほか、多くの実を
つけることから子宝祈願にも。
紋は「丸に桃紋」より。
猿は難しかったですね〜。。。
まず古典柄で猿柄って見当たらなかったのもあるし、
どうやらわたしは猿の顔を描くのが苦手らしい。
どうしても人間みたいになるか、漫画チックになってしまう。
この三猿の顔は、本物の猿の写真を見て描きました。
苦労した甲斐があって、他の干支切り絵には無い構図になって
白と黒のバランスもなかなか良くなったように思う♪
それにしてもこの輪っかのようなモノが「猿」を表しているとは
昔の人の発想とデザイン能力の高さは素晴らしいな〜と思う。
あ、この干支切り絵の三ツ猿紋は、中に三猿を入れるという
デザインの都合上、本物の三ツ猿紋から少し変形しております。
ちょっと細長い三ツ猿紋になっております。
猿で言うならばニホンザルとテナガザルくらいの違い???
今年は、猿を始め色んな動物の写真を撮りに動物園へ行く〜!
瓜坊と瓜

お久しぶりの干支切り絵から八つ切りサイズの「瓜坊と瓜」です♪
この絵の7個のうち瓜坊は2頭で、あとは瓜。
偶然ではあるけれど、猪も瓜も「子孫繁栄」のご利益があるそうです。
猪はその他「勇気」「武勇」の象徴であり
「魔除け」「起死回生」「火事除け」などのご利益があると。
この「瓜坊」とは知っている方も多かろうとは思いますが
イノシシが子供の頃は体に縞模様があって、それが瓜に似ていることから
子供のイノシシは「瓜坊」呼ばれるようになったと。
干支切り絵は、十二支と古典柄の組み合わせにこだわってデザインした。
猪は古典柄にはなかなか登場してないみたいでどうしようか色々考えて
この「瓜坊」と「瓜」の組み合わせにしてみようと。
だけどこの「瓜」がまたそんなに古典柄でも無くて
最終的に、古典柄ではなくなったような気がしますねぇ。
デザインがシンプル過ぎたかな〜と思ったけど
評判はまぁまぁ良かったのでホッとした記憶がある。
「猪」も面白い動物のひとつですねぇ。
何が面白いって、体格がなんだかギュッとしているし顔も面白い。
面白いってのは可笑しいってんじゃなくて、興味深い感じ。
よく見る猪よりもさらにイカツイ顔をしてる「イボイノシシ」ってのは
アフリカの草原地帯に住んでいて、やっぱり性質もイカツくて
肉食獣にも負けずに向かっていくらしいのだけど
筒井康隆さんの本によると、驚くと腰を抜かしてしまうそうだ。。。
だからといって動物園でイボイノシシを見ても驚かしたりはしないヨ。
暖かくなったら動物園にでも行こうかな♪
写真撮ったら切り絵の資料にもなるし♪
未年糸巻格子羊歯文之図

「未」と言えば「羊毛」、「羊毛」と言えば「編み物」ということで、格子柄をデザインのメインにしてみました。
羊毛を紡ぐ糸巻きも格子柄に配置し、「羊の歯」と書く「羊歯紋」も加え、
隠れ古典柄として横に並んだ羊の体が「輪つなぎ」になっています。

中国では古くから農畜において大切な動物であり、神にも供えられたことから
神聖な動物とされてきた。
「祥」「美」「善」などめでたくて良いイメージの漢字にも用いられ、美しさや
優しさの象徴とされる。穏やかで優しい性質から「家庭円満」を。
群れて生活することから「孤独解消」のお守りにも。
[格 子]・・格子柄は「縞」の一種で、もともとは経糸と緯糸で構成された
織物。
市川団十郎が「勧進帳」の弁慶役の衣装に用いた「市川格子」
や三代目尾上菊五郎が「いがみの権太」の衣装で用いた
「菊五郎格子」など名前のついた柄もある。
[糸巻き]・・古くは祈りや呪いのシンボルとされ、近世では「美」を表現する
ものとして用いられている器物の文様のひとつ。
絹糸や綿糸、麻糸などを巻く道具で文様としては女児の着物や
浴衣などに用いられた。
「技芸上達」「不老長寿」
[羊歯紋]・・シダの中でも家紋とされた裏白(ウラジロ)は、古来から
めでたい植物として長寿の象徴とされ、正月飾りにも用いられる。
干支の丸型切り絵の中でもお気に入りの作品の1つの「未」をご紹介♪
周りが黒っぽく、内側が白っぽいコントラストが特に好きだな。
草食動物は正面の顔が好きなので、真ん中の羊くん達も正面向きに。
デザイン段階で中央に羊を6頭配置した時、なにか物足りなさを感じ
もう一つ古典柄を探してしたら出会ったのがこの「羊歯紋」。
家紋の一つで、それを少しアレンジしてみました。
周りの格子柄は油断すると違うとこを切り兼ねないので
間違えないように(白、黒、白、黒)と確認しながら切り抜いた。
間違ったらもうショックだから〜神経を使ったなぁ〜。
そんな思い出のある作品です♪
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